【A】

ABCとはグローエンジンのピストンとスリーブの材質の関係のことで、Aはアルミ合金(Aluminum)製ピストン、Bは真ちゅう(Brass)製スリーブ、Cはクローム・メッキ処理(Chromium)スリーブを表している。
ピストンリングがないプレーンピストン方式で、運転時の熱でピストンとスリーブ間に適切なクリアランスが確保できるように設計されている。
エンジンが冷えている状態では、クリアランスが小さいので、ピストンリング方式に比べるとピストン上死点付近で固くなる。
ピストンリング方式に比べると耐久性に優れているのが特長。
アクリル・ニトリル(A)、ブタジエン(B)、スチレン(S)を合成した熱可塑性樹脂のこと。
引張り強さ、衝撃強さのバランスがとれており、加工性がよい。
グロー燃料に対する耐燃料性にすぐれているので、ラジコン模型に多く用いられている材料。
振幅変調のことで、電波に信号をのせる電波の形式。
高周波電流の振幅を信号波の振幅の大小により変形させる変調方式。
FM変調に比べ、ノイズやひずみ、混信などの点で劣る。

アドバンスド・デジタル・トリムとはJRプロポの呼称で、2方向スイッチによるトリムレバーでトリム調整する方式。従来のトリマーボリュームによるアナログトリムとは異なり、モデル毎やフライトモード(ノーマル、スタント1、スタント2、ホールド)毎にトリムの調整ができる。また、トリム調整位置はデスプレイに表示される。
A.D.Tにはオートリピート機能、センタークリック機能、方向認識機能など、音色の違うクリック音で飛行中に機体から目を離すことなく、スムーズにトリム調整ができる。
プロポメーカであるFutabaの呼称で、プロポの左右舵角調整機能のこと。
JRプロポではトラベル・アジャスト(TRAVEL ADJUST)機能に相当する。
三和プロポではエンド・ポイント・アジャストと各メーカによって名称は異なっている。
サーボの動作量をニュートラルを中心に片方向ごとに可変できる機能で、各チャンネル毎に設定する。
差動補正やリンケージ補正に役立つ。

【B】

「バッテリー除去回路」の略で、1つのバッテリーから互いに電圧仕様の異なる受信機やサーボモータ、電動モータ用アンプなどに電源を供給するための電源回路のこと。
通常、BECは受信機や電動モータ用アンプ内に内蔵されている場合が多い。
BEC内蔵のモータアンプを用いれば、動力モータ用のバッテリー1個から、受信機やサーボモータなど全ての電源をモータアンプが供給してくれる。

【C】

CCPMとはサイクリック・コレクティブ・ピッチ・コントロール・ミキシングの略でプロポメーカであるJR社の商標である。この他にもSWASHモードとか、スワッシュミキシング、EMSシステム(エレクトリック・ミキシング・スワッシュ・コントロール・システム)、CCP・Mix(CCPミキシング)などと様々な呼びかたがあるが、全て同じことを意味している。
従来のヘリコプターのようにエルロン、エレベータ、ピッチの操作をそれぞれ独立したサーボが行うのではなく、プロポの電気的ミキシング機能によって、3つのサーボのそれぞれの動きが、ミキシングされた形でスワッシュプレートに伝達され、エルロン、エレベータ、ピッチの操作を実現する方式。
CCPMには大きく2つの方式がある。1つはこれまでの方式と同様に90°間隔でスワッシュプレートを支持する90°スワッシュ。もう1つは120°等間隔でスワッシュプレートを支持する120°スワッシュというもの。120°スワッシュのほうがサーボにかかる負荷を均等にできるので、より合理的と言える。
CCPM方式はこれまでの方式と異なり、サーボとスワッシュプレートを直接リンケージできるため、機械的に複雑であったリンケージ部分をシンプルにできると共に、3つのサーボが互いにスワッシュプレートを支持する構造なのでサーボの負担を軽減できるメリットがある。
この他にもCCPMには次のようなメリットがある。
1.ピッチ専用のリンケージが不要。
2.リンケージのガタを少なくできる。
3.舵の効きが正確でシャープにできる。
4.部品点数が減り、軽量化、コストダウンができる。
5.サーボの消費電流が減り、フライト時間がアップする。
一方CCPMには次のようなデメリットもある。   
  1. CCPMに対応したミキシング機能のあるプロポが必要。
  2. 3つのサーボの個体差(ステック操作に対する動作速度や動作角度の違い)が大きいと、スワッシュプレートが不自然な動きとなったり、サーボに不必要な力がかかり、消費電流が増え、最悪の場合サーボが故障する場合もある。
  3. サーボ動作角の違いを解消するための、リンケージ調整が面倒。
CDI方式はCapacitor Discharge Ignitionの略で、「コンデンサ充放電点火方式」とも呼ばれている。システムが簡単で信頼性が高く、安価にできる反面、低回転では発電できないことや重いなどの短所がある。
マグネットの回転によりコンデンサ充電コイル(外部充電コイル)に発電したエネルギーをコンデンサに充電し(数百ボルト)、点火タイミング時にコンデンサの電荷をイグニションコイルを介して急速に放電させる(電流i1)。これにより、イグニションコイルの一次側に発生したエネルギーが2次側のコイルに伝達され、2次側コイルに接続されたプラグのギャップ間の絶縁を破壊し、放電される。(電流i2)

CDI説明図

【D】

直流電動機のことで、直流(DC)電源で駆動できるモータの通称。
大きくは界磁(ステータ)、電機子(ロータ)で構成されている。ロータにはブラシを介して整流子(コミュテータ)が付加されており、コミュテータは駆動コイルに接続されている。また、ステータは永久磁石(マグネット)でできており、フェライト磁石やや希土類ネオジ系磁石、希土類コバルト系磁石などが用いられる。
制御性、効率が良いモータで、ラジコンや模型に最も多く用いられている。
モータに印加する電源の極性を切換えることで、回転方向の切換えができる。
また、モータのトルクは入力電流に比例して大きくなるのが特徴。

【F】

周波数変調のことで、電波に信号をのせる電波の形式。
高周波電流の周波数を信号波の振幅の大小により変化させる変調方式。
AM変調に比べ、ノイズやひずみ、混信などの点で優れている。
繊維強化プラスチックの略で繊維で強化したプラスチックのこと。
繊維にはグラスファイバーを使用したグラス・クロスやカーボン繊維を使用したカーボン・クロスがある。また、プラスチック材料にはポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、メラニン樹脂、フェノール樹脂などが用いられる。
繊維で強化しているので、重さの割に軽いのが特徴。
成型方法はハンドレイアップ法(手積法「てづみほう」)と呼ばれる手作業で行えるので、ホビー用途、ボートや遊園地の遊具など少ロット生産に適している。
FRPに用いられる強化用ガラス繊維のこと。FRPの項参照。

【H】

馬力のことで、単位時間当たりにする仕事をする量(仕事率)の単位。
1馬力[HP]=746[W]
1馬力[HP]=1.015[PS]
PSとはドイツ語の馬力の頭文字

【P】

パルス符号変調のことで、電波に信号をのせる前の信号の変換方式。
プロポのステックの操作量(アナログ値)をPCM変調により、数値(ディジタル値)に変換した信号を、AMやFMなどの変調方式により電波にのせる。
PPM方式に比べ、ノイズや妨害電波に強く、またコントロールできる距離が格段に長くなるといった特長がある。
信頼性が高いので、特に空もののラジコンにお勧め。
パルス位置変調のことで、電波に信号をのせる前の信号の変換方式。
プロポのステックの操作量(アナログ値)をPPM変調により、パルスの位置情報(アナログ値)に変換した信号を、AMやFMなどの変調方式により電波にのせる。
PCM方式に比べ、ノイズや妨害電波には弱いが、システムとしては小型で安価にできるので、従来から広く用いられている方式。
ドイツ語の馬力の頭文字。日本では馬力(HP)をPSで表示する。HP参照。

【R】

1分間当たりの回転数のこと。 エンジンやモータの回転速度をあらわす場合の単位。
SI単位ではmin-1やr/minが用いられる。

【ア】

エンコンスティックを下げても、エンジンの回転が所定の回転より下がらないよう出来るヘリコプター用プロポに設けられた機能のこと。
プロポのトグルスイッチの切換えにより、エンコンスティックを下げても、エンジンの回転を下がらないようにしたり、逆に上げる設定ができる。
アイドルアップ機能を使用すれば、エンコンステックを下げる操作により、エンジン回転は上昇し、ロータピッチはマイナスピッチにできるので、背面飛行などの各種アクロバット飛行が可能になる。
スロットル操作に伴う、過渡的な反トルクを補正するための、ヘリコプター用プロポの機能。
リボリューション・ミキシングと同様にエンコンスィテックを操作すると、エンコン・サーボに連動してテールピッチ・コントロール・サーボが動作する。
リボリューション・ミキシングと異なる点は、エンコン・スティックをハイ側に操作するすると、一度はテールピッチ・コントロール・サーボが調整量に従い動作するが、その後緩やかにもとの位置に戻ってくる。

プロポメーカであるFutabaの呼称で、プロポの左右舵角調整機能のこと。
ATVの項参照。
翼幅と翼弦の長さの比のこと。これが大きい程、細長い翼になる。
例えば、矩形翼の場合、翼幅が1.5mで、翼弦が30cmだとすると、そのアスペクト・レシオは1.5m÷0.3m=5 となる。
また、翼形がテーパー翼や楕円翼の場合は、翼幅を2乗した値を翼面積で割ることにより、アスペクト・レシオが計算できる。
一般的に、アスペクト・レシオの小さい翼は失速特性が優れている。

アスペクト・レシオ説明図

エレベータをひく操作のこと。飛行中に「アップ」と言われたらプロポのエレベータスティックを手前にひく。すると機体は上昇するので墜落から免れることがある。しかし、スティックをひき過ぎると、機体はループして墜落することもあるの要注意!
電動カーや電動プレーン、電動ヘリコプターなどの動力用電動モータのスピードをコントロールするための、スピードコントローラのこと。
アンプには印加できる電圧や流せる電流が機種ごとに決まっているので、使用するモータやバッテリーに合ったものを選定する必要がある。

【イ】

エンジンを回転させるために燃料を火花で爆発させる点火装置のこと。
イグニッションには、マグネットの回転によってコンデンサ充電コイル(外部充電コイル)に発電した電源でスパークさせるCDI方式や、バッテリーなどの別電源から点火エネルギーを得る電流遮断点火コイル方式(トランジスタ点火方式)などがある。
CDI方式はCapacitor Discharge Ignitionの略で、「コンデンサ充放電点火方式」とも呼ばれている。システムが簡単で信頼性が高く、安価にできる反面、低回転では発電できないことや重いなどの短所がある。
一方、電流遮断点火コイル方式は、低回転でも強いスパークが得られ、また、自動進角が付けられ、軽量である。欠点としては高価で別電源が必要であることと、また、ノイズが発生しやすいので完全なシールドが必要などがある。
ガソリンエンジンなどを回転させるには、混合気で気化された燃料をピストンで圧縮し、爆発させるが、この燃料を爆発させるために設けられた、2つの電極間に火花を発生させる部品のこと。
背面飛行時でも通常のスティック操作でコントロールできるように、エレベータとラダー及びメインロータ・ピッチの動作方向を通常の逆方向に切換えるためのヘリコプター用プロポにあるスイッチ機能のこと。

【エ】

主翼の翼面上部に垂直に板を立て、空気抵抗を増して強制的に飛行速度を落とすこと。
短い距離で着陸したり、グライダーがサーマルから脱出するときなどに用いられる。
スポイラー参照。
サーボの最大動作角は変えずに、スティック操作に対するサーボの動作角度を対数曲線的にするプロポの機能。
スティックのニュートラル付近のサーボの動作量を大きくしたり、逆に小さくしたりする設定ができる。
この機能を用いるとデュアルレートの切換えを行わなくても、スタント飛行を行うための最大舵角はキープしたまま、ニュートラル付近の舵をマイルドにできるので、通常のフライトできめ細かな操縦もできるようになる。
主翼の後縁に取り付けられた可動翼(補助翼)のこと。飛行機のロール軸方向をコントロールするための舵として使用する。飛行機を右に傾けるためには、右の翼のエルロンを上げ、左のエルロンは下げる。逆に、飛行機を左に傾けるには、右のエルロンを下げ、左のエルロンを上げる。
水平尾翼の後部に取り付けられた可動翼部のこと。エレベータが上がると、風圧により機体の後部が下がり、その結果、機首が上向きとなる。逆にエレベータが下がると、機体後部が上がり、機首は下向きとなる。飛行機を上昇させたり、降下させる場合に、このエレベータを操作する。
エンジンコントロールの略。
エンジンストップの略。予期せぬエンジンの停止を「エンストした」などという。
エンジンを固定するための丈夫な材料でできた台。桜や檜などの堅木や金属製のものがある。

【オ】

モータのスピードをコントロールするアンプに付いている機能で、バッテリーの電圧が下がってきたら完全にバッテリーが無くなってしまう前に、自動的にモータを止める機能のこと。
モータは停止されても、受信機やサーボにはバッテリーからまだ電源が供給されているので、機体のコントールが可能である。
このオートカット機能が無いアンプを使用した場合、バッテリーが無くなると同時にモータとサーボの動作が停止してしまい機体を回収することが難しくなる。
オートローテーションの略。
上空でヘリコポプターのエンジンを停止させると、ヘリが降下しながらメインロータの回転面を通過する空気流により、ロータは自転する。このロータの自転により揚力が発生し、ヘリは滑空飛行することができる。そして、着地直前にロータピッチを一時的に大きくして揚力を増すことにより、無事着陸することをオートローテーションという。 俗に、略して「オートロ」ともいう。

【カ】

速度を調節する調速機を意味するが、一般的には速度を一定に制御するための制御回路のことを指す。
ガバナーは実機のヘリコプターのロータの回転速度を一定に保つために用いられている。模型でも同様の目的のためにガバナー装置が用いられる場合がある。
ガバナ−を用いない場合は、コレクティブピッチ操作に伴いエンジン負荷が変動し、エンジンの回転数も変動することから、通常はピッチ操作をしてもエンジン回転が一定となるように、ピッチカーブとスロットルカーブを適切に調整することが必要である。
しかし、ガバナーを用いる場合は、希望のロータの回転数を設定してしまえば、後はガバナーが自動的に設定回転数に一定制御してくれるので、ピッチカーブの調節のみ注力すればよく、かなりヘリコププタ−の調整作業を簡単化することができる。
また、アクロバット飛行などで急激にエンジンの負荷が変動したり、静演技の時のように頻繁に細かなピッチ操作する場合でも、ロータの回転数を常に一定に制御してくれるので、安定した飛行がし易くなる。
左右の主翼を接合するための補強材のこと。通常模型では、主翼中央部でスパーを2枚のカンザシで挟み込み、エポキシ接着剤で接着する方法が一般的である。


【キ】

操縦者を飛行中の風圧から保護するために、コクピット(操縦席)を覆い被せた透明な風防のこと。

【ク】

空中を滑るように除々に高度を下げながら飛行すること。
高度を下げることにより、位置エネルギーを推進エネルギーに変えながら移動飛行すること。
方向と高度をコントロールする以外にエネルギーを使うことがないので、最も楽な飛行スタイルである。
日本語で「地面効果」のこと。地面効果参照。
水晶発振子のことで、正確で安定した電波を送信したり、受信したりするための基準周波数を作るために用いられる電子部品。送信機と受信機のクリスタルをペアで交換することにより周波数バンドを変更できる。ただし、クリスタルの変更により、バンドを40MHz帯から72MHz帯に、あるいはその逆に変更することはできない。あくまでもクリスタルの変更によりバンド変更できる範囲は同じ周波数帯の範囲内だけなので注意が必要。
また、フタバのプロポでは72MHz帯のロー・バンドとハイ・バンド間でクリスタル変更によるバンド変更は保証していないので注意しよう。
クリスタルは送信機と受信機の両方に使われているが、送信機用のクリスタルと受信機用のクリスタルでは発振周波数が異なるため、バンド表示が同じでも、受信機用クリスタルを送信機に付けたり、送信機用クりスタルを受信機に付けるなどの間違いがないよう充分注意する必要がある。
また、受信機用のクリスタルの場合、シングルコンバージョン用とデュアルコンバージョン用のクリスタルがあるので、受信機に合ったクリスタルを用いる必要がある。
この場合も、シングルコンバージョン用とデュアルコンバージョン用クリスタルではバンドの表示が同じでも、発振周波数が異なる。

【コ】

ヘリコプターのロータブレードとロータブレードの翼端回転面のなす角度のこと。
通常、ブレードの遠心力は揚力より1桁大きい。
例えば、5kgf(49N)の揚力を発生しているブレードの遠心力が75kgf(735N)とすると、コーニング角βは、β=tan-1(5/75)≒3.8°程度となる。
ラジコンヘリコプターなどのようにロータブレードの弾性が小さい場合は、コーニング角に等しい角度をブレード取り付け部に設けることで、ロータにかかる応力を低減することができる。

【サ】

サイドスラストとはエンジンやモータ回転によるトルクの影響で、機体がそのトルクとは反対の方向に回転しようとして傾き、結果的に進行方向が反れてしまうのを防ぐために、エンジンやモータを右に(プロペラの回転方向が機首側から見て時計回転方向の場合)傾けて取付ける角度のこと。
 通常は2〜3°程度傾けて取付けるが、このサイドスラストが大きすぎるとエンジンの出力を増した場合、右方向に進路が曲がってしまう。逆にサイドスラストが小さい場合は左方向に曲がって行くことになる。サイドスラストが適切であれば、エンジンの回転が変わっても、機体がまっすぐに飛行する。
 
サーボモーターを略してサーボと呼んでいる。サーボ(Servo)の語源はServant(召し使い)からきており、サーボモーターとは入力された指令通りに動くモーターのこと。
ラジコンではサーボモーターの回転角をプロポのスティック操作により制御し、ラダーやエレベータなどの舵を動かし、コントロールを行う。サーボには出力トルクや回転速度などが異なる様々な種類のものが各メーカーから用意されており、目的にあったものを選ぶ必要がある。
サーボ参照
飛行や走行そのものを楽しむレジャーラジコン(趣味、スポーツ用)ではなく、無人の農薬散布用、空中撮影用ヘリコプターや芝刈り機車両など、何らかの仕事に使用されるラジコンのこと。
【産業ラジコン用無線局の適用範囲】
無人の飛行機、ヘリコプター、自動車、ボートその他これらに類する移動体をもっぱら飛行又は走行させながら産業の用に供するために、その無線操縦用及びその移動体に搭載された産業用機器の調整用として使用するためのラジコン用無線局に適用する。
ただし、予め定められた軌道上のみを走行する移動体の無線操縦用として使用するものを除く。 
ロール(Roll)軸、ピッチ(Pitch)軸、ヨー(Yaw)軸の各軸の角速度を検出するために、3つのジャイロセンサーを各軸方向に搭載したジャイロ装置のこと。ロール軸、ピッチ軸、ヨー軸の姿勢制御を同時に行えるので、非常に安定した飛行が期待できる。

【シ】

ヘリコプターのメインロータで吹き下ろされた空気が地面に当たって、メインロータと地面の間で空気が圧縮され、クッッションのようになる現象。
地表近くでヘリコプターを飛行させた場合、この地面効果によりエンジン出力を少なくできる。
地表効果はおおよそメインロータの直径の高度まで有効。
ジャイロとは「回転」や「輪」を意味する。一般的にはジャイロスコープ(動揺や方向の自動調節器)の意味で使われる。
ジャイロは航空機の旋回速度や安定増強装置(SAS:Stability Augumentation System)などの姿勢制御装置などの目的に使われるレートジャイロとして応用されている。
ジャイロのその他の応用としては、ビデオカメラの手ぶれ補正や無人走行、無人飛行装置の制御や船舶、航空機のなどの航法制御などにも応用されている。
ジャイロには駒の回転を利用した回転式ジャイロ、や圧電体の振動による、回転体を持たない圧電振動ジャイロ、光を利用したリングレーザージャイロ、光ファイバージャイロなどがある。
回転式ジャイロは最も古くから使用されてきたジャイロで、現在でも多く使用されている。安定度や精度は光ファイバジャイロに次ぐ性能をもつが、圧電振動ジャイロに比べると応答性が悪く、また、機械式のためメンテナンスが必要。
圧電振動ジャイロはピエゾ素子の圧電効果を利用して、電気的に振動させて、コリオリの力で回転角速度を検出する。安価で高応答性だが、衝撃に弱く、また安定度や精度の点で劣る。
近年では、マイクロマシニング技術を利用してシリコンウエハー上に振動リングを作った、シリコン振動構造の新しいジャイロも開発されている。このシリコン振動構造ジャイロは従来の圧電振動ジャイロに比べると耐震性や精度が良く、温度ドリフトも小さいのが特長。
光ファイバージャイロは光ケーブルをコイル状に巻いて、レーザ光の時計方向と反時計方向の到達速度の差が角速度に比例する「サニャック効果」を利用したもので、安定性や精度は他のジャイロに比べると最高の性能だが、レーザ発振子に寿命があるので、動作時間に制限がある。
レートジャイロの制御ゲインのこと。通常、レートジャイロは機体の姿勢の変化をジャイロセンサが検知し、センサ信号を増幅することで、センサ信号の大きさに応じた修正舵信号をサーボに送り、機体の動揺を停止させるべく動作する。この時のセンサ信号を増幅する度合い(大きさ)がジャイロゲインに相当する。
ジャイロゲインが大きいほど、機体の姿勢変化に対する修正舵の操作量が大きくなるので、外乱(風やエンコン操作による反トルクの影響)に対する応答速度は速くなるが、あまりゲインを大きくし過ぎるとハンチング現象(機体が小刻みに振れて振動する一種の発振現象)が起こり、安定した飛行ができなくなる。
逆にジャイロゲインが小さいと、レートジャイロを用いた効果が充分得られなくなるので、ジャイロゲインは適切に調整する必要がある。
適切なゲイン設定は機体の特性や使用するサーボモータなどによって変わるので、その都度調整する必要がある。
機体を一点で吊るした時に、前後左右に傾くことなく水平となる位置のこと。
この重心位置と主翼の風圧中心(翼に働く揚力と抗力の合力である空気合力と翼弦とが交差する点)を一致させることにより飛行機の安定性が増す。
逆に重心位置と風圧中心が異なっていると、重心まわりにモーメントが発生し、進行方向を変える原動力になる。
通常の翼形の場合、この重心位置は主翼の前縁から25%〜35%あたりに設定する。
テレビのチャンネルに相当するもので、電波の占有する周波数帯域幅のこと。
ラジコンの分野ではチャンネルとはプロポで個別にコントロールできるサーボの数のことを指すので、これと区別するために電波の周波数のことを「バンド」と呼んでいる。
ラジコン用電波に割り当てられたバンドには大きく地上・水上用の27MHz帯、上空用専用の72MHz帯、地上・水上用と上空用が混在する40MHz帯、そして、産業ラジコン専用の73MHz帯がある。
詳細は次表参照。
(1)27MHz帯 (2)40MHz帯
周波数
(MHz)
バンド
(チャンネル番号)
用途 周波数
(MHz)
バンド
(チャンネル番号)
用途
26.975 01 地上用
水上用
40.61 61 地上用
水上用
26.995 02 40.63 63
27.025 03 40.65 65
27.045 04 40.67 67
27.075 05 40.69 69
27.095 06 40.71 71
27.125 07 40.73 73
27.145 08 40.75 75
27.175 09 40.77 77 上空用
27.195 10 40.79 79
27.225 11 40.81 81
27.255 12 40.83 83
40.85 85
(3)72MHz帯 (4)73MHz帯
産業ラジコン専用周波数
周波数
(MHz)
バンド
(チャンネル番号)
用途 周波数
(MHz)
バンド
(チャンネル番号)
用途
72.13 17 上空用 73.22 22 地上用
水上用
72.15 18 73.24 24
72.17 19 73.26 26 上空用
72.19 20 73.28 28
72.21 21 73.30 30
72.79 50 73.32 32
72.81 51
72.83 52
72.85 53
72.87 54
平成7年2月28日付けで郵政省からラジコン用として割り当てられた73MHz帯の6周波数は、すべて産業ラジコン専用として使用することになった。
しかし、既存の(平成7年2月28日以前に使用開始したものに限る)産業ラジコンで40MHz帯又は72MHz帯の周波数を使用しているものは、平成14年2月までは従来通り使用することが認められているので、十分な注意が必要である。
平成8年3月31日以前から、レジャーラジコン用の周波数を使用していた産業ラジコン無線局は、平成14年2月27日までに73MHz帯の産業ラジコンの周波数に移行しなければならない。
送信機から発射されたの電波を受信し、各チャンネル毎にサーボを動かす信号に変換する(エンコーダ)などからなる回路のこと。
実際に模型を飛行させることなく、パソコンの画面上で模擬体験飛行できる練習装置。
普段使用しているプロポと同様、もしくはそのものを使用してラジコン模型の操縦訓練をパソコンの画面を見ながら行うことができる。
何回操縦ミスで墜落させても、修理代はかからず、また、修理時間も不要になるので、集中的に飛行訓練ができ、早く操縦テクニックを身に付けることができる。
また、雨天などの天候に左右されずに練習できることや、ベテランパイロットでも新たなアクロバット課目にチャレンジする場合などに舵の操作を試したり、機体の各種パラメータを任意に設定できるなど多くのメリットがある。
 【現在販売されている各種シミュレーター】 2000/11月時点
   ・REALFLIGHT DELUXE     (発売元:フタバ)
   ・TRU FLIGHT 3D         (発売元:京商) 
   ・AEROFLY               (輸入元:JP JAPAN)  
   ・CSM 3in1 Simulator V-10  (輸入元:ヨシオカモデルファクトリィ大翔) 
   ・スカイチャレンジH(ヘリ専用)    (販売元:電波実験社)
主翼の中央部から両翼端にかけて跳ね上がっている翼で、水平面に対する翼の前縁のなす角度のこと。
翼に上反角を設けることにより、機体がバンクした時に自動的に横すべりの速度が付き、機体をもとの状態に戻そうとする上反角効果が得られ、横方向の安定性が増す。
上反角効果は低翼機よりも、高翼機のほうが効果がある。
ジャイロの項参照
水平飛行中に何らかの外乱により、ヨーイング、ピッチング、ローリングなどの動きが発生した場合に、特に機体が水平となるようにパイロットが操作しなくても、自動的にこれらの動きがおさまる機体固有の安定性のこと。

【ス】

飛行機後部に垂直に取り付けられた、尾翼のこと。
飛行機後部に水平方向に取り付けられた、尾翼のこと。
ヘリコプターが着陸時に地面に接触する部分。Skid(滑り止め、そりの意見)
実際にある飛行機やヘリコプターなど、実機を縮小した模型のこと。
スケール機にはフル・スケール機(純スケール機)とセミ・スケール機がある。
フル・スケール機は実機を正確に縮尺した模型で、これをラジコンとして飛行させるには難しい技術が必要。
これに対し、セミ・スケール機は模型サイズで飛行性能や安定性を改善するために、翼や胴体の大きさや形状を変更したスケール機のこと。
翼のの中で最も大きな力をささえる翼の長さ方向に組み込まれた骨組みのこと。
前・後縁材と共に翼の横方向の力を受け持つほかに、正確な翼型を保つために設ける。
車輪の空気抵抗を減らすために、車輪にかぶせた囲いのこと。
プロペラの中央部に取り付けられた円錐型の成型部分。
エンジン始動時にスターターのホイル部分をスピンナー前方より押し当て、エンジンを回転させる。
主翼の翼面上部に垂直に立つ板のこと。通常の飛行中は折りたたんでいるが、グライダーがサーマルから脱出するときや、着陸するときに、スポイラーを垂直に立てて
抗力を増し、エアブレーキとして用いる。

スポイラーとエルロンの合成語で、名前の通りスポイラーとしての機能とエルロンとしての機能をあわせ持つ。
通常の飛行ではエルロンとして用い、着陸時などは左右のエルロンを大きく上に立てて、エアブレーキとして機能させる。

エンジンのパワーをコントロールすること。

【セ】

機体にエンジンや受信機、サーボモータなど全てを搭載したときの、機体の全重量のこと。

【ソ】

胴体の側面に使う板材のこと。2〜5mm厚のバルサ材を使うことが多い。

【タ】

ベニヤ板やバルサ材をプレスで打ち抜くこと。
模型のキットなどの胴枠やリブはあらかじめ所定の形状にダイカットされている。
ワルブローと呼ばれるポンプ式のキャブレターに用いられるゴム製の薄い膜のこと。
エンジン・クランク・ケース内の脈動圧力を利用してダイヤフラムを動かし、燃料をキャブレターに圧送し、混合気を作る。
ダイヤフラム式のキャブレーターは燃料タンクがどの位置にあっても、問題なく燃料をエンジンに供給できる利点がある。
反面、キャブレターの構造が複雑で、非常にデリケートなため、きれいな燃料を必要とする。燃料を供給する時には必ず燃料フィルターを使用するなどの注意が必要。
ダウンスラストはエンジンやモータの軸を下方へ傾けて取付ける角度のこと。ダウンスラストが小さい場合は頭上げの姿勢となって飛ばしにくくなる。ダウンスラストが小さい機体を水平飛行できるようにトリム調整した場合、エレベータスティックニュートラルで、エレベータはダウン側になっているので、エンコンを急に下げると頭下げの姿勢になってしまう。 逆に、ダウンスラストが大きい場合は、離陸の際の滑走距離が長くなり、上昇角が浅くなる傾向がある。ダウンスラストが大きい機体を水平飛行できるようにトリム調整した場合、エレベータスティックニュートラルで、エレベータはアップ側になっているので、エンコンを急に下げると頭上げの姿勢になってしまい、また、逆にエンコンを急に上げると、頭下げで突っ込むことがある。
ダウンスラストが適切であれば、エンジン回転が急に上がっても姿勢が変わることはない。また、エンジンをスローにした場合はゆっくりと降下するようになる。
プロペラを回転面の外周に沿って円筒(ダクト)で覆ったもので、模型のジェット機などの推進力を得るために用いられる。
プロペラをダクトで覆うことにより、プロペラの効率が向上するので、同じ推力を得ようとした場合、ダクト無しプロペラよりも、ダクト付きプロペラの方が、プロペラの直径を小さくすることができる。このことから模型ジェット機などの胴体内にダクテッドファンをコンパクトに納めることが可能になる。
ダクテッドファンの特徴としては、離陸時などのように飛行速度が遅い時には、推進効率があまり良くないため、離陸するまでの滑走距離が長くなる傾向があるが、一旦離陸して飛行速度(対気速度)が早くなるにつれ推進効率が良くなる傾向があり、ある速度に達すると通常のプロペラ機と変わらない飛行ができるようになる。また、最高静止推力を得るには通常のダクト無しプロペラに比べかなりプロペラの回転数を高くする必要がある。
横揺れ偏揺れが組み合わさって起こる飛行機の不安定動作のこと。

【チ】

【テ】

翼の中央部から翼端にかけて翼弦長が次第に短くなっている翼のこと。
構造上、翼に作用する曲げモーメント力が平均化され、矩形翼に比べ軽くてじようぶな翼にできる。ただし、テーパー比を小さくし過ぎると、翼端から失速しやすくなるので注意が必要。
テーパー比説明図翼の中央部から翼端にかけて翼弦長が次第に短くなっている翼に用いられる用語で、翼端の翼弦長を翼の中央部の翼弦長で割った比率のこと。
重心位置から尾翼の風圧中心までの距離のことで、尾翼よって生じた重心まわりのモーメント力の距離成分をあらわしている。
尾翼の前縁から平均翼弦長の約1/4の点が風圧中心の位置となる。

エルロン、エレベータ、ラダーチャンネルの各スティック操作に対する舵角のレート切換えを行うプロポの機能のこと。
各チャンネルの左右の舵各を均等にスイッチで切換えることができる。
通常のフライトやスタント飛行、また、ヘリコプターではホバリングなどの各フライトモードに応じて、デュアルレート機能で最大舵角を設定しておくことで、好み応じた舵の効きにすることができる。例えば通常のフライト時ではデュアルレートで最大舵角を低く設定しておけば、微妙なコントーロールがしやすくなる。また、スタント飛行では最大舵角を大きく設定しておくことで、ダイナミックな機体のコントロールが可能になる。

【ト】

胴体の断面と同じ形をした骨組で、胴体の形tを決める。
通常模型では1mm〜3mm厚の航空ベニヤやバルサ材がよく用いられる。
プロポメーカであるJRの呼称で、プロポの左右舵角調整機能のこと。
ATVの項参照。
プロポのエルロン、ラダーやエレベータのスティックがニュートラル(中立状態)時に飛行機やヘリコプターがまっすぐに水平飛行したり、安定したホバリングができるように調整するための、プロポに設けられた微調整用のトリマーボリュームのこと。
但し、エンコン用のトリムに限っては、アイドリングの調整用に使用される。

【ニ】

【ネ】

翼の翼端方向に迎え角が小さくなっていること。翼中央部より翼端のほうが迎え角が小さいため、翼端失速を防止できる。
楕円翼は誘導抵抗(翼端渦によって誘起される「吹き下ろし」と呼ばれる下向きの速度)を最小にできる平面形として知られているが、構造が複雑で製作が困難である。しかし、テーパー翼でもねじり下げを付けると楕円翼と変わらない性能が得られることがわかってから、楕円翼はすたれてしまった。

ノ】

ノー・コントロール(操縦不能)の略。ラジコンがノーコンになるとヘリや飛行機がどこへ飛んで行くか分からなくなるだけでなく、墜落した場所によっては大事故になりかねない。
普段から愛機の手入れ、整備を充分に行うことはもちろんだが、いつノーコンになっても事故だけは起こさないよう、飛ばす場所には充分配慮することが必要。
万一事故になった最悪のことも考えて、ラジコン保険にも加入しておこう。
ノーコンの原因で一番多いのはバッテリーの電圧低下。つまり、電池切れというもの。フライト前にはこまめにバッテリーの電圧チェック(特に受信機側の)を行い、電圧がある程度下がってきたら、再度充電してからフライトに望もう!
再充電が必要かどうかの目安は、ニッカドバッテリー1セル当たりの電圧が1.2V以下になったら充電が必要と思ったほうが良い。つまり、一般的なラジコンの受信機側の4セルバッテリーの場合、4.8V以下の電圧になったら再充電が必要。
これはあくまでも目安で、古いバッテリーや、長らく使用していないバッテリーなどは、ある程度電圧が下がってくると、あるところから急激に電圧低下することがあるので、このようなバッテリーを使用する場合は、バッテリーのリフレッシュ(充・放電を数回繰り返す)を行うなどして、取扱いには充分注意する必要がある。
この他にもノーコンとなる原因はたくさんあるので、フライト前にはぜひチェックしてもらいたい。 
・リンケージ外れや機体そのもの故障、部品の脱落
・受信機、サーボ、プロポ、ジャイロなどの電子機器の故障
・リード線やアンテナ線の断線
・コネクタ外れやサーボコネクタの挿入するチャンネル間違い
・同一バンドによる混信(他の誰かが自分と同じ周波数のプロポの電源をONしてしまった)
・金属部品同士がこすれ合う時に発生するノイズによる誤動作
・燃料切れや不意のエンジンストップ
・プロポを握る指がノーコン(つまり、操縦ミスのこと)
・機体が見えなくなってノーコン(遠方まで飛ばし過ぎたり、機体の向きが一瞬判らなくなった 時にやってしまう)
この他にもノーコンになる原因はいくらでもあると思います。安全には充分注意してラジコンをエンジョイしましょう!!


ハ】

チューンド・サイレンサー(チューンド・パイプ)を取り付けたエンジンがある回転数になると、チューンド・パイプの固有振動数と排気の脈動周波数が同調し、排気効率が一気によくなり、エンジン出力がパワーアップする現象。
チューンド・パイプの長さが短いほど、パイプインが起こる回転数は高速になる。
逆にパイプが長いほど、低速でパイプインするので、パイプの長さを調節することにより目的に応じたエンジンのチューンができる。
実際はパイプインする回転速度はチューンド・パイプに接続するマニホールドやジョイントの長さで微調整する。
スピードを競う専用の飛行機のこと。最近はヘリコプターのパイロン機もある。
2点または3点の周回飛行でスピードを競い合うパイロンレース用の機体。
公園や空き地、グラウンドなどの人がいる狭い場所でも安全にフライトできるラジコン飛行機のこと。
万一人や車などに接触しても問題がないよう、小型軽量で飛行速度も遅いのが特徴。
左右のエルロンは上側に、左右のフラップは下側に同時に動作させ、エアブレーキとして用いる方式。

エンジン・マフラーと燃料タンク間をチューブで繋ぎ、マフラー内の爆発したガスの圧力を燃料タンクに導くこと。
バックプレッシャーをかけると、飛行中の機体が上向きとなって、燃料の液面がキャブレターよりも低くなった場合でも、燃料をエンジンに供給でき、エンストを防止できる。
また、スロー回転を安定させる効果もある。
南米メキシコ南部からペルーにかけて(南米エクアドル)が産地の直径20〜40cmの樹木。十年で20〜30mの高さになり、非常に成長が早い。
軽い割に強度がある多孔室の木材で、加工が簡単にできる。模型飛行機の素材としてよく用いられる。
バルサ材には比重別の種類と木目に対する切り出し方向の種類の区分がある。
比重別の種類は大きくハード、ミディアム、ソフトがあり、比重0.20(g/cm3)以上をハード、比重0.13〜0.20(g/cm3)はミディアム、0.13(g/cm3)以下はソフトなどと用途によって使いわける。
切り出し方向別の種類には原木の接線方向にカットした板目「いため」(タンジェント・カット)と、原木の半径方向にカットした柾目「まさめ」(コーター・グレイン)がある。
板目は年輪がシート材表面を横切るので、幅方向の曲げに強いが、反りやすい傾向がある。板目は湾曲した部分(例えば翼のプランク材)などに適している。
また、柾目のものはシート材の厚さ方向に年輪が走っているので横方向に曲げると縦に割れ安いが、まっすぐで狂いが少ないので、主にスパーなどの棒材やリブ材などに適している。
飛行機のプロペラやヘリコプターのメインロータが回転する方向とは逆の回転方向に機体が回されようとする力のこと。回転体を扱う場合、必ず発生する力。
飛行機の場合は、プロペラの回転方向が機首から見て反時計方向回転の場合、このプロペラの回転による反トルクで機体が左方向に進路が捕られてしまう。これを打ち消すためにエンジンを横方向に少し傾けて取り付けるサイドスラストを設ける。
ヘリコプターの場合は、このメインロータの反トルクにより機体が振られないよう、テールロータの回転により反トルクを打ち消す方向の力を発生させて、機体を安定に制御している。
周波数バンドのこと。周波数バンド参照。

【ヒ】

機首が上下縦方向に振る動きのこと。
ヘリのローターの水平回転面に対する、ロータブレードの迎角。 
ヘリのプロポのエンコンスティック位置に対する、メインロータのピッチ角を図式化したもの。 
ヘリのローターの水平回転面に対する、ロータブレードの迎角を図る道具。
飛行機の翼や胴体に貼る熱収縮性のフィルムのこと。フィルム張り参照。
被覆用フィルムにドライヤーやアイロンを使って熱を加えるとフィルムが収縮するので、曲面でも美しくカバーリングを仕上げることができる。
くるくると回転すること。ヘリが水平状態で機首を回転させる場合に用いる言葉。
エレベータやラダー、エルロンなどの可動翼の連結部に用いる蝶番(ちょうつがい)のこと。

【フ】

合成樹脂製の熱収縮フィルムを模型の翼や胴体に被覆として張ること。
フィルムにはスーパー・モノコーテ、ソラー・フィルム、オラカバなどがある。
機体が波状に縦揺れを繰り返す飛行機の不安定動作。
グローエンジンを始動する時に、グロープラグをヒート(加熱)させるために用いる道具。バッテリー、プラグ用アタッチメント、コード、などにより構成されている。12Vのバッテリーを用いて、グロープラグをヒートさせるには、別途12V→1.5〜2V程度に電圧を下げるための降圧回路や必要以上にプラグに電流を流さないようにできる電流制限回路が必要になる。
文字通りブラシがないDCモーターのこと。ブラシとコミュテータがないため、ブラシとコミュテータの接触面を滑らかにする慣らし運転が不要で、回転によって接触消耗する部品がないので、ボールベアリングなどを除いては半永久的に使用できる。ブラシのあるDCモーターに比べると非常に寿命が長いのが特長。
ただし、ブラシ付きのDCモーターはバッテリーさえつなげば駆動できるが、ブラシレスDCモーターは専用の駆動回路がないと回転させることはできない。この駆動回路がブラシやコミュテータの代わりに、ローターの回転位置に応じてステーターコイルに流す電流の方向を切換え、モーターを回転させるための通電パターンを作成している。
ブラシレスDCモータにはローターの回転位置情報を得るために、ホール素子などの磁気センサーを内蔵したセンサー付きのタイプと、サンサーが内蔵されていないセンサーレスタイプがある。センサーレスタイプのブラシレスDCモーターを駆動するには、駆動回路がセンサーレスタイプに対応したものを使用する必要がある。センサーレスブラシレスDCモータはその駆動回路側で、モーターが回転することによってステータコイルに発生する誘起電圧を検出し、マイコンなどの処理により、マグネットローターの回転位置情報を推定している。
航空機が着陸する前に行う機首の引き起こしのこと。
飛行機の場合は、着陸寸前に機首を上げるために、エレベータアップを引く操作を「フレアーをかける」といっている。
ヘリコプターの場合では、飛行中の機体を停止させるためにエレベータアップを引く場合に、「フレアーをかける」といっている。
エンジンやモーターの慣らし運転をすること。
プロポーショナル(Proportional)の略で「比例した」とか「比例の」という意味。
ラジコンでは送信機のスティックの操作量に比例して、サーボモータが動作するプロポーショナル・システムを採用している。
現在のデジタルプロポシステムでは、プロポの設定により必ずしもスティックの操作量に比例してサーボの回転角が決まるとは限らないが(EXP機能などがあるので)、いづれにしても、スティックの操作に応じてサーボが動作するので、このようなシステムをプロポと呼んでいる。現在では一般的にはラジコン用送信機のことをプロポと呼ぶようになった。

【ヘ】

イギリスのCSM社製ジャイロの動作モードの名称。ラダースティックを触らない限り、横風を受けても、テール(または機首)方向を維持するように制御するジャイロの動作モードのこと。このようなジャイロを用いるとヘリのロータ回転による反トルクや、風などの影響を受けても、機首方向が振られることがないので、ラダー方向の操作が格段に楽になる。このほかにもテールロックジャイロ、AVCS方式ジャイロなどとメーカーによって異なった呼び方をしている。
ラダースティックを触らない限り、横風を受けても、テール(または機首)方向を維持するように制御するジャイロのこと。


【ホ】

空中で停止飛行すること。
ヘリコプター特有の飛行方法。

【マ】

エンジンの排気音を小さくするために、エンジンに取り付ける消音器のこと。


【ミ】


【メ】

飛行機の車輪脚部のこと。
ヘリコプターの揚力を得るために設けられた、回転する羽根の部分。
ヘリコプターの揚力を得るために設けられた、回転する羽根の部分。
ニッケル・カドミウム電池(ニッカド電池)やニッケル・水素電池などの充電可能な2次電池に見られる現象で、浅い放電の後に最充電を行い、再度深い放電をさせると急に電圧が低下し、見かけ上、放電容量が低下する現象。 メモリ効果が起こった場合は、バッテリーを充分放電させた後、再度充電することを数回行うリフレッシュ作業により解消できる。
メモリー効果を起こさないようにするには、使用後のバッテリーは放電させてから、保存すると良い。ただし、放電し過ぎるとバッテリーの寿命が著しく短くなるので、適切な電圧になるよう、放電器などを使用して放電しょう!
ちなみに、鉛蓄電池や最近はやりのリチウム・イオン蓄電池にはこのような「メモリー効果」現象はない。

【モ】

電動モータのスピードをコントロールするためのコントローラのこと。アンプ参照。

【ヨ】

飛行機やグライダーなどのの機体重量を主翼の面積で割った値のこと。
翼面荷重[g/dm2]=機体重量[g]÷主翼面積[dm2
飛行機の特性を現す場合に用いられる。
一般的には同じ重さの飛行機であれば、翼面荷重が大きい(主翼面積が小さい)ほど飛行速度は速くなる。
逆に、同じ主翼面積であれば、翼面荷重が小さい(軽い)ほど飛行速度が速くなる。


【ラ】

【リ】

サーボの動作方向を変更するための、プロポの機能。
通常各チャンネル(エンコン、エルロン、エレベータ、ラダーなど)毎に設定する。
翼の断面と同じ形をした小骨で、翼型を決め縦方向の強度を受け持つ。
通常模型では1.5mm〜2mm厚のバルサ板材が用いられる。
メインロータのピッチ操作に連動して、テールロータのピッチ(ラダー)を変更するヘリコプター用プロポの機能で、メインロータのピッチ変化に伴う反トルクを補正するためのもの。
この機能を使用した場合、プロポのエンコンスティックを操作すると、エンコン・サーボ、メインロータ・ピッチ・サーボ、及びラダー・サーボの3つのサーボが連動して動作する。
エルロン、エレベータ、ラダーなどの舵やエンコンなどが、プロポのスティック操作で動くように、サーボモータと各舵をワイヤーやピアノ線などで接続すること。

【レ】

機体の動揺を止めるために用いられるジャイロのこと。機体の動揺角速度をジャイロセンサで検出し、センサ信号を操舵指令信号にフィードバックするフィードバック制御を行うことにより、機体の動揺を速やかに停止させる。
レートジャイロは人が目で見てから操作するよりも早い段階で姿勢の変化を検出し、修正舵の信号をサーボに送り、機体の動揺を止めるように制御する。従って、風やエンコン操作に伴う反トルクの影響などによる機体の動揺が低減され、パイロットはあまり気にすることなく本来の操縦に専念できる効果が得られる。

【ロ】

主翼の翼端が上下に振る動きのこと。胴体の軸まわりの回転運動。
エルロンを使って、機体を回転(横転)させながら飛行させること。
水平面に対して、機体が横方向に傾いている場合の角度。